ダッジ・チャレンジャー「フューリアス・フューシャ」徹底解説!唯一無二の“マゼンタ”に込められた情熱の1台をご紹介します!
アメリカンマッスルカーの象徴とも言える「ダッジ・チャレンジャー」。その歴史において、ひときわ強烈な個性を放つ限定モデルが存在します。それが、2010年に登場した「フューリアス・フューシャ(Furious Fuchsia)エディション」です。
ビビッドで挑発的なピンクが街に現れた瞬間、人々は振り返り、思わず目を奪われる。その特別な存在感の背景には、チャレンジャー誕生40周年を祝うメモリアルな意味が込められていました。
「Furious Fuchsia」とは何か?|伝統と革新が融合した限定カラー
「Furious Fuchsia」は、2010年にダッジがチャレンジャーの誕生40周年を記念して導入した特別カラーであり、その色名自体がモデル名となっています。
このカラーは、一見するとショッキングピンク、あるいは赤紫に近く、非常に華やかで目立つカラーリングです。アメ車ファンの間では「High Impact Color(ハイ・インパクト・カラー)」という言葉があり、これは1970年代のムスルカー黄金期に登場した、インパクト重視の原色系カラー群を指します。Furious Fuchsiaもその系譜に連なる、現代に蘇った復刻系カラーのひとつです。
チャレンジャーの40周年記念限定モデルとして誕生
2010年モデルのFurious Fuchsiaは、通常のチャレンジャーとは一線を画した限定生産の記念車種です。ベース車は以下の2モデルが用意され、それぞれに専用装備が与えられました。
1. Dodge Challenger R/T Classic Furious Fuchsia Edition
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ベース:R/Tクラシック
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エンジン:5.7L HEMI V8(375馬力)
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トランスミッション:6速MTまたは5速AT
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特徴:クラシカルなボディラインとホワイトストライプ
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限定生産:約400台
2. Dodge Challenger SRT8 Furious Fuchsia Edition
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ベース:SRT8(ハイパフォーマンス仕様)
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エンジン:6.1L HEMI V8(425馬力)
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トランスミッション:6速MT
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特徴:よりアグレッシブなエアロとパフォーマンス足回り
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限定生産:約150台
内外装のディテール|“美”と“猛”を併せ持つ一台
Furious Fuchsiaは、ただ色が派手なだけではありません。ダッジはこのモデルに対して、内外装の細部にまでこだわり抜いた演出を施しました。
エクステリアの特徴
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ビビッドなフューシャピンクのメタリックペイント
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ホワイトのボディサイドストライプ(R/Tクラシックのみ)
- クロームクラシックホイール(R/Tはアルコア製)
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限定車専用のバッジ
この組み合わせにより、単なる派手車ではなく、クラシックと現代の融合を実現した**美しい“走るジュエリー”**のような存在に仕上がっています。
インテリアの特徴
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ホワイトレザーのシート(ピンクステッチ入り)
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「1970」ロゴ刺繍&チャレンジャーロゴ入りヘッドレスト
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ダッシュボードにもピンクアクセント
パフォーマンスも妥協なし
見た目の華やかさに目を奪われがちですが、このモデルの真価はやはりアメ車らしいパワーにあります。
R/Tモデルでは5.7L HEMI V8エンジンにより、375馬力を発揮し、0-100km/h加速は約5秒台。SRT8モデルでは、より大型の6.1L HEMI V8を搭載し、425馬力・0-100km/h加速4.9秒前後という本格的なパフォーマンスを誇ります。
見た目も速さも兼ね備えた、まさに**「ビースト・イン・ドレス」**というにふさわしい存在です。
現在の中古車市場における立ち位置
2020年代現在、Furious Fuchsiaは中古市場でも非常に希少です。限定台数が少ないこと、そしてコレクターズアイテムとしての価値が高まっていることから、状態の良い個体はアメリカでも高値で取引されています。
日本国内ではほとんど流通しておらず、並行輸入などで個人が輸入したごくわずかな台数が存在する程度。イベントなどで目撃できたら、それはまさに“奇跡”といえるかもしれません。
希少なモデルをライオンハートが仕入れた1台をご紹介いたします
2010年モデル
ダッジチャレンジャー フューリアスフューシャ RT
新車並行車
走行25000km
ただでさえ希少な車輛なのになんと走行がまだ25000kmと、全米を探してもなかなか出てこない1台ではないかと思う1台となります。
さらに希少なのは、マニュアル車輛という点。販売台数は約100台という噂も。
おそらく出ですが前オーナー様は屋内保管だったのでしょう。ストライプの色褪せや禿もございません。
ホイールも4本ともガリ傷ございません。おしゃれなレッドキャリパーカバーも装備済みとなります。
フロントフェイス回りもとてもきれいな1台。
リア回りもオリジナルコンディションの1台。
マフラーチップなどもきれいです。
走行距離にふさわしい内装のコンディション
希少のマニュアルモデルとなります。
実走行の25000kmの車輛となります。
ホワイトメーターがとてもかっこいいです。
シートはホワイト×ブラックのレザーシートにボディ同色のステッチ入り。
パワーシートも装備されております。
サンルーフも装備されております。
ナビゲーションはカロッツェリアのSDナビゲーション。バックモニターも装備されております。
リアシートは全くと言っていいほど使用感がございません。
ドアパネル、トランクスペースもとてもきれいな1台。
コレクター車輛としてもぜひ手に入れていただきたい1台となります。
その他の画像
Furious Fuchsiaは誰のためのクルマか?
このモデルは、単に目立ちたい人のための車ではありません。
むしろ、アメリカ車の歴史や文化を愛する人、チャレンジャーの伝統に敬意を払う人、そして他人と違うものに価値を見出す真のエンスージアストのための一台です。
Furious Fuchsiaは、マッスルカー=無骨というイメージを覆し、カラーリングひとつでここまでクルマの表情が変わることを体現した、極めてユニークな存在。カラフルであることは、パワフルであることと同義である──そんなメッセージが、このマゼンタに込められているのです。
まとめ
項目 | 内容 |
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モデル名 | Dodge Challenger Furious Fuchsia Edition |
発売年 | 2010年 |
生産台数 | R/T:約400台のうちMT車輛は約100台 |
特徴カラー | ビビッドな赤紫(フューシャ) |
主な装備 | ホワイトレザーシート、専用バッジ、ピンクステッチ、記念刺繍など |
エンジン | 5.7L HEMI V8(R/T) |
コレクター評価 | 非常に高い、プレミアムモデル |
最後に
Furious Fuchsiaは、「走る宝石」とも称されるべき限定マッスルカーです。強烈なカラーに秘められた意味、記念モデルとしての価値、そして本物のパフォーマンス。
この一台は、ただの車ではありません。アメリカンマッスルの歴史と情熱を現代に伝える、芸術作品のような存在です。
是非この機会に手に入れてはいかがでしょうか?