PCM!!! CHALLENGER!(PART1) | LION HEART ライオンハート・RECAS リーカス

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PCM!!! CHALLENGER!(PART1)

こんばんわ。

FACTORYの高橋です。

台風がきているみたいで、今日も1日雨。。

浜松のお客様が来店したのですが

浜松は晴天だったらしく、驚いていました。

日本は狭いようで、広いです。

 

今日はPCM(パワートレイン、コントロール、モジュール)

を交換させて頂いたのでご紹介。

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2011y DODGE CHALLENGER 3.6L

突然エンジンがかからないという症状。。

スターターモーターは回るのですが、始動には至らない。

アクセルを踏み込みながらだと、なんとかエンジンが始動。

電子的なトラブルなのか、機械的なトラブルなのか?

とりあいず、診断していきます。

WITECH(クライスラーディーラー診断機)にて

DTC(エラーコード)を読み取ります。

なんと、珍しい!!

PCMとの通信がありません!!

<PCM>

パワートレイン、コントロール、モジュールの略。

エンジン、コントロール、ユニットとも言います。

簡単に言うと、人間でいう脳ミソです。

PCMが様々な電気信号を元に、機械に支持を出している

重要なユニットです。

脳からの支持がなければ、身体も動きませんよね。

車も一緒なんですよ。

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PCMの交換に入っていきます。(だいぶと省略しましたが)

ただ、交換しても何にもかかりません。

説明は難しいのですが、新品のモジュールは基本的に空っぽです。

中身が入って無いわけではないです。

赤ちゃんです。

色々と教えてあげないといけません。

「君は、11年式のダッジのチャレンジャーの3.6Lのモジュールだよ。」

「君は、今からこの車を動かすんだよ。」

みたいな感じで。

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どの様に教えていくかと言いますと。

遠い国、アメリカからです。

オンラインにてテスターで通信して教えていきます。

まずは、アメリカのディーラーへアクセス。

ここで情報を頂きます。(有料ですよ!!!)

シリアルナンバー(車体番号)より

この車のあらゆるデーターがアメリカから飛んできます。

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データーを入れ込んでいくのですが

初心なユニットは警戒心が強く、心を閉ざしています。

優しくして、心を開いた瞬間に、ぶち込みます(笑)

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ここで初めてPCMとしての機能を持ちます。

(これでユニットは自分が誰なのかが認識します。)

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アクセルのポジションの学習、その他の学習をして完成です!

(少し躾をします。)

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全ての通信もつながりエンジン始動です!

目には見えないテスターでの作業はいつもドキドキします。

途中で停電とかにならなくてよかったです。

 

で、次の日。。。

 

それでは!

ZION acs 高橋 群青

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